深い数字の読みあい心理戦カードゲーム「ブクブク」
今回とりあげるのは、カードゲーム「ブクブク(Turn the Tide)」です。
アーティスト:Stefan Dorra プレイ人数:3-5人 プレイ時間:30分 |
1997年に初版が発売されリメイクを繰り返している名作カードゲームです。
■概要
数字が書いてあるカードを使ってゲームを進めていきます。各プレイヤー12枚配ります。
カードには数字が1-60のいずれかが書いてあり、あと浮き輪の絵柄が書いてあるものがあります。
配られたカードに描かれている浮き輪の数だけ浮き輪カードを受け取ります。
これがプレイヤーのライフとなります。ライフがなくなったら負けです。
さて、このカードを使って何をするかというと、、、
この灯台カードを押し付けあっていきます。この灯台カードはライフを削るものなので出来れば受け取りたくないところ。
ラウンド終了時に1番大きい数字の灯台カードを持っているプレイヤーは浮き輪カードを1枚失います。
まず灯台カードを2枚めくり場に表にします。
このカードを取らないように立ち回ります。各プレイヤーは手札のカードを1枚裏向きでセットして一斉公開します。
1番大きい数字のカードを出したプレイヤーは灯台カードの小さいほうのカード、2番目に大きいカードを出したプレイヤーは灯台カードの大きいカードを引き取らなければなりません。
すなわち2番目に大きい数字を出さないようにカードを出していくようにしていきます。
これを各ラウンド1枚ずつ、計12ラウンド行います。残ってる浮き輪カード1枚につき1ポイント、脱落したプレイヤーは-1ポイント受け取ります。
そして12ラウンド、終わったら手札、浮き輪カードをそのまま、左隣のプレイヤーにわたし、再度12ラウンド繰り返します。これを繰り返して1番得点が多い人が勝利。
■プレイした感想
ランドルフ作の”はげたかのえじき”に似たプレイ感です。
この「ブクブク」は手札のセットを12ラウンド終了後左隣のプレイヤーに渡すという工程があるので、結果全員の手札をプレイすることになるため運要素はかなり減ることになります。
そして、2番目に低いカードを出すことに従事するため、やることは単純なのですが結構悩ましい展開に。
また、各プレイヤーの手札を覚えることも可能なので、経験者同士でプレイすると熱い戦いとなります。
単純なのに奥が深い読みあいが出来る名作カードゲームだと思います。
近いうちに日本語版も出るみたいなので入手しやすくなりますね。