よってたかって毒薬を…カードゲーム「ポイズン(POISON)」
今回は手軽にじりじりとした駆け引きが楽しめるカードゲーム、ポイズン(POISON)を紹介。
ポイズンは、2005年発売の、巨匠ライナー・クニツィア先生の名作カードゲーム。
2014年に日本語版でリメイクされました。
ほわほわしたイラスト
プレイ人数:3-6人
プレイ時間:30分-60分
推奨年齢:10歳+
カードには薬のイラストが描いてあります。
青、赤、紫の3種類のスートがあり、数字は1,2,4,5,7のみという特殊な構成となっています。
青、赤、紫に加えてどの色の代わりにもなる、オールマイティカード…
それが毒薬カードです。数字は4のみ。
この毒薬カードがゲームによいスパイスとなっているキーカードであります。
また、ポイズンには、
こんなタイルたちが入っていて、組み立てる3つの釜になります。
■大体のルールせつめい
まず、手札を作るため、カードを人数分に分けます。(プレイ人数によっては均等な数にならない)
先ほどの釜を3つ組み立てて釜を作ります。
手番が来たら、カードを1枚釜に入れます。
1枚カードをプレイしたら次の人の番へ。
とりゃ!
各釜にはそれぞれ1色の薬しか入れられません。赤色専用の釜、紫色専用の釜みたいな感じです。
各プレイヤー1枚ずつカードを出していきます。
とぅ!
毒薬はどの釜にも入れられるぞ!
手番にカードは好きなカードを出すことが出来るのですが、
各、釜には合計13までの薬しか入れることが出来ません。
写真のように釜の中にすでに、2+4+7=13の薬が入っているので、この手番に手元の2を出すと…
その釜の中に入っている薬をすべて引き取らなければいけません。
引き取った枚数×(-1)点となります。
ひえええ!
この場合は-3点となります。
ちなみに…
この毒薬さんを引き取ると、枚数×(-2)点となるから恐ろしい。
すべてのプレイヤーが手札をすべて使い切ったらラウンド終了。得点計算に移ります。
マイナスポイントが1番多い人が敗者となります。
基本的には、毒薬以外は枚数×(-1)点で、毒薬は枚数×(-2)点なのですが、
もう1つルールがあって、
1つの色に対して1番多く引き取った人はその色のマイナスポイントが0となります。
たとえば、誰よりも赤い薬引き取った人は赤い薬によるマイナスポイントは0となります。
じゃあ誰よりも引き取ればいいじゃん!となるかもしれませんが、
毒薬だけはいくら集めても無効にはならないので、勝つためには毒が入っている釜の薬は積極的に引き取ってはいけないことになります。
■てきとーな総評
プレイしてみたところ、ひきとっちゃいけない系なゲームなのでかなり、じりじりとした張り詰めた空気となりました。
我慢比べと呼ばれる洗面器ゲーム系のタイプですね。
誰かが早く引き取ってくれるのを祈りながら自分の番を待つゲームです。(笑)
特に自分の番が回ってきたときにすべての釜が13か12なんてときもあります。
数字が1のカードは数を刻むのに優秀なのでなるべく温存しておきたいところ。
早いうちに多く引き取る色を決定して集め始めると、「あいつ青と契約したぞ!毒入れてやろうぜwwww」と、大体他のプレイヤーはその釜に毒を放り込んでくるので目立った回収は禁物。
リメイクの日本語版は箱の絵に好みが出そうですが、カードの方にはキャラクターは書いていないのそこまで気にはならないのではないでしょうか。
手軽にプレイできて、駆け引きも結構あるので、
ちょっとしたゲームをする機会や重いゲームの間などに合う、手元に1つあるうれしいゲームですね。