今日は斬新なルールが特徴のカードゲーム「いかさまごきぶり」を紹介します。
日本でも割と有名な「ごきぶりポーカー」と同じドライマギア社の小箱シリーズで、
国内でも流通量は多めな作品です。
Emily & Lukas Brand作
ルールはとてもシンプルですが少しスパイスが効いており、盛り上がること間違い無しのパーティーゲームです。
■おおざっぱなルール
コンポーネントはカード一式のみ。
カードの絵柄は6種類あり、それぞれ虫の絵が描いてあります。
各カードの絵柄に付き、1~5までの数字がそれぞれ描いてあります。
ルールは簡単で、まずカード一式をよくシャッフルし、1人8枚ずつ行き渡るように配ります。
配られたカードを手札として、自分の番になったら中央の捨て場に、カードを1枚出して行き手札が1番早くなくなった人が勝ちというのが大まかなルール。
カードの出しかたは前に出されているカードの数字の1大きいor1小さいカードを出していきます。
例えば3が前に出されていたら、4または2の数字のカードを出すことが出来ます。
1が前に出されていたら、2または5を出します。(1と5は繋がっていると考える)
出せるカードがなかったら山札から1枚手札に補充します。
根本的なルールはここまでなのですが、これに加えて1つ強烈なルールがあります。
それは…
いかさまをして手札を減らしてよい…
床に捨てるもよし、服の袖に隠すもよし…
ゲームバランスが崩壊しそうなルールですが、いかさまゴキブリという名の通りいかさまをしてよいのです。
強烈だ!
いかさまだらけではやはりゲームにならないので、
一応緊張感を持っていかさまをするようになるルールがあり、いかさまの取り締まり役を1人が担当します。
取り締まり役はこのカードを前においておき、取締役の証とします。
取り締まり役の役割は、他のプレイヤーがいかさまをしているのを見つけたら、
逮捕と言いいかさまを罰することが可能。!
罰せられたいかさまをした人は、取締役から1枚カードを受け取り、いかさまをして捨てたカードを手札に戻し、今度はその人が取締役になります。
取締役はいかさまをすることは出来ません。
またカードに書いてある、虫の絵柄によってアクションを行うものがあり、
例えば上写真の下段中央の蚊を出した場合、蚊のカードを出した人意外はこのカードを叩くというアクションをしなければいけません。
もっともたたくのが遅かったプレイヤーは全員から1枚ずつカードを貰わなければなりません。
また上段1番左のクモのカードを出した場合出したプレイヤーは好きなカードを好きなプレイヤーに渡すことが出来たり、
それぞれルールがあります。
このルールがあるため、みんながこのアクションに夢中になっている隙にいかさまを行える絶好のチャンスが出来るわけです。
そしてこのいかさまモスのカードは普通に出すことが出来ず、いかさまをして処分しなければなりません。(笑)
勝つためにはいかさまをしたくなくてもしなければいけないということですね。
取締役だけはこのいかさまモスを出すことが出来ます。
手札がなくなったプレイヤーが出た時点でゲーム終了。手札が残ったプレイヤーは残った手札がマイナス得点になります。
マイナス得点が1番少ない人が勝ち。
■プレイしたかんそう
個人的にこのゲームはかなり好きで、優秀なパーティーゲームだと思います。
いかさまをしていいという通常のゲームではありえないようなことがルールになっているため、
かなりユニークなカードゲームとなっています。
UNOなどに飽きてしまった方が少し変わったゲームをするのにも適している作品です。
見つからないようにいかさまをするスリルもありますし、逮捕されたときも盛り上がり、
カードのアクションもスピード勝負なものがあったりと本当によく出来ています。
え!いついかさましてたの!?とか
あいつ、いつの間に手札が減ってる…
みたいなことが多々おきます。僕は見抜くのが苦手です…
いかさまをして捨てなくてはいけないカードがあるのもいいですよね。(笑)
盛り上がること間違いなしなカードゲーム。おすすめです。
あと、プレイ後はカードの枚数を数えるのは必要ですね。なくさないように。(笑)