今回紹介するのは、「ポンジスキーム」です。
このゲームは実際にあった金融詐欺をテーマにしたゲームであります。
このゲームの特徴はマネーゲームでありながら最後に勝つのは所持金の数ではなく購入した会社の数が、1番多い人が勝つということ。
なぜならこのゲームは破産確定のマネーゲームで誰かが破産するまで終わらないからだ!
まず、ゲーム開始時点では所持金0の状態から始めます。
出資フェイズに出資を募り、お金と任意の会社を獲得。
次に秘密取引フェイズというものがありこれがなかなか熱い。
同じ会社を持っているプレイヤーにある程度のお金を封筒に入れてわたす。もし、その額で会社を渡してもいいと思うならそのプレイヤーはお金をもらい会社を渡すし、金額が納得できなければ同額を元のプレイヤーに渡しその会社を奪うことができる。
会社は多く集めれば高得点になるが自力では3つまでしか買うことができないので、たくさん集めるためにはこの秘密取引で他のプレイヤーから譲りうけるほかない。
そして秘密取引が終わったら配当金を払うフェイズです。個人ボードが時計のようになっており、そこに示される配当金を支払わなければならない。
出資フェイズでお金は貰えるが後にこの配当フェイズでそのツケが回ってくるということです。つまりその場しのぎの集金なんですね。しかも高い出資を受けた時の後の配当金の支払う額は破滅的。
この配当金フェイズで配当金を払うことできなかったプレイヤーが出た時点でゲーム終了。
会社の得点を計算して最多得点のプレイヤーが勝利。
これは個人的にかなり面白いゲームでした。破産確定している中でいかに、配当金地獄を乗り越えるために計画して集金するか。かつ、秘密取引で会社も獲得して…とお金がかつかつな中で色々やらなくてはいけないのが苦しいが楽しい笑
秘密取引は、何回かやってると相場が決まってくるので相場がわかっていないとうまく取引できないことも多々。
こんな額でなめられたもんだねーなんていう会話も飛び交う始末。
これから会社を集めて…なんて計画しているうちに、すみません破産しましたなんていうプレイヤーが出てゲーム終了な場面も。いつ終わるかわからない緊張感もあります。
初回だと感覚や勝ち方が不明瞭なところが多いから数回やって慣れるのが吉。
秘密取引の封筒も雰囲気出ててこれは個人的に買って正解なゲームでした。