今回ご紹介するカードゲームは、ボードゲーム界の巨匠、3kの1人ライナークニツィア先生の作品「革命万歳」です。
プレイ人数3~5人
革命というシリアスな内容とは裏腹なファンシーな絵柄。
■ざっくりなゲーム内容紹介
短時間でサクッと終わるカードゲームです。カードは全66枚。
赤と青のカードに分かれており、数字は0~5まであります。
まず、各プレイヤーに手札として11枚カードを配ります。残りは山札とします。
ゲームの流れとしては
各ラウンドのはじめに山札から場のカードとして1枚カードをめくります。
プレイヤーたちはプレイしたいカードを1枚裏向きでセット、そして同時に公開します。
カードを獲得することで後にポイントとなるのですが、
カードを獲得できるプレイヤーは以下のルールによって決められます。
まず場のカードとプレイされたカードの色を見ます。各色数値を合計し大きい色を確認します。上の写真だと赤6、青9であるので青が優勢となります。
そして優勢色、青をプレイしたプレイヤーでもっとも小さい数字を出していたプレイヤーがこのラウンドの勝者なりカードを獲得できます。
(もし、もっとも小さい数値が2枚合った場合は、優勢色でかつその次に小さい数値をプレイしているプレイヤーが勝者となります。)
今回は青の4のプレイヤーが勝者となります。
場のカードを含めたプレイされたカードを集め今回自分の出したカードを1番上にして山にして自分の前においておきます。
これを繰り返し、赤か、青どちらかの山が4つ出来た時点でゲーム終了。
4つ目の山が出来た色が勝利色となります。
各プレイヤーの手札に残った勝利色のカードの枚数と各ラウンドに獲得した勝利色の山の数を足した数がポイントとなります。
1番ポイントを獲得したプレイヤーが勝利。
■プレイした感想
結論から書きますと私はこのゲームが好きで何回もプレイしているのですが、1番最初にプレイしたときは、
んー…なんじゃこりゃ!
とピンとこなかったことを覚えています。プレイした仲間で、10人目のクニツィアが作ったんじゃね?とか酷評の嵐でした。
しかし、とりあえず惰性で何回もプレイしていると、ゲームの面白さに気づき始めのめり込んでいきました。
気づけば、個人的かなり好きなカードゲームの1つにランクインするほどに。
手札にあるカードの色が勝利点に絡んでくるので、出来れば多い枚数の色はとっておきたいところであるが、
それを使わないと勝利色に導けなく、最終的なポイントに繋がらないというジレンマ。
大きい数字のカードをプレイすることにより、その色を優勢色に持っていくことがたやすいが、1番小さい数字が勝利するので、自分が獲得することができないというジレンマ。
プレイにプレイを重ねることにより、シンプルなルールに隠されているジレンマが美しく、手軽に出来るということもあり、お気に入りのゲームです。
私が普段持ち歩いてヘビープレイしている作品のひとつです。
単調なので、派手なプレイ感はなく初見プレイでは面白さが見出せないかもしれませんが、ぜひとも繰り返しプレイして欲しいゲームであると思います。