今回のゲームはライナー・クニツィア (Reiner Knizia)作「ZERO -ゼロ」
最近テンデイズゲームズさんから日本語版が発売しましたので、入手はしやすいと思います。
原版はスタイリッシュなデザインでしたが、日本語版もオリジナルを崩さずカッコいいです。
ゲームのルールはシンプルです。
詳しいルールは他サイト様が書いてくださっていると思うのでざっくり紹介します。
カード構成は1~8までのカードが7色分あります。
カードは各プレイヤー9枚配られて、場には5枚のカードを表にして並べます。
それ以外の余ったカードはゲームには使用しません。
この場のカードと手札のカードを交換していき、手札に役を作っていきます。
自分の番にできるのは、以下の2つのうち1つ。
1.交換: カードを1枚場に出し、場から1枚手札に加える。
2.ノック:机をノックして、カードを交換せずパスをする。
ゲームの目的はいかに手札のマイナス得点を減らせるかというものです。
ゲーム終了時に手札の数字の種類分マイナス得点になります。
例えば8が3枚、2が4枚、1が2枚の場合は、マイナス11点となります。
マイナスを減らす方法として、
同じ数字を5枚以上集めると、その数字は0点となります。上の写真の例であると、8と5でマイナス13点となります。
同じ色のカードを5枚以上集めても0となります。この場合も13点。
そして、上の2つの条件を組み合わせると…
0点となります。
エレガント!
ゲームの終了条件は、2回目のノックが行われたら、最後に各プレイヤー1手番ずつ行いゲームが終了。
2回目のノックはゲーム終了の合図ということですね。
最もマイナス得点が少ないプレイヤーが勝利。
■プレイした感想
ルールはすごくシンプルでかつ美しい。
ノックすることをゲームに取り入れているのでなんかカッコいい(厨二病)。
実際にプレイしてみると、ゼロを作るのはかなり難しい。
しかも、ノックを2回することでゲームが終了するため、え!もう終わり!となることが多かったです。
他の人が集めていそうなものを出すと、他の人に有利な状況を作り出してしまいますが、それよりもいつ終わるか分からないので手札のリスクを減らすことを優先させてしまうもどかしさ。
といっても、みんな手札のリスクを減らそうと必死なので、そこまでジレンマがあるわけではない印象。
ちょっとだけ物足りないかな。
しかし、ルールはシンプルでプレイ感もかなり軽いので、気楽にできる点はいいですね。
デザインやノックもカッコいいのでバーなどでやったらいい絵がとれるかも。
日本語版も出ているので入手しやすいため、気になる方はプレイしてゼロを作ってみてください。